カイロプラクティックとは

米国で生まれたヘルスケアの専門職

カイロプラクティックは1895年(明治28年)に米国でD.D.パーマーにより創始された自然療法として生まれました。背骨を中心に骨格のゆがみを手技(アジャストメント)で調整することにより、神経の働きを高めて健康を回復させるヘルスケア(保健医療)の職業として欧米では確立されています。神経を介して背骨に関係する姿勢と健康を結びつけたところに特徴があり、骨格のゆがみの原因である、関節の動きが低下して神経の働きが妨げられている要因(サブラクセーション)を取り除きます。神経と身体の構造のバランスを整えることにより、心身の健康回復を目指します。病気を扱う西洋医学とは異なり、カイロプラクティックでは自然治癒力を高め健康を診ることを目的とするため病名をつけず、薬や外科を用いません。WHO(世界保健機関)も補完代替医療として認めるヘルスケアとして世界中に広まり、アメリカ以外でもカナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、スイスなどの欧米の国々では、カイロプラクターは専門医療資格となっています。現在WHOのNGO(非政府組織)に世界90ヶ国の代表団体からなるWFC(世界カイロプラクティック連合)が加盟しており、日本代表団体はJAC(一般社団法人日本カイロプラクターズ協会)です。

世界保健機関によるカイロプラクティックの定義:
「筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職であり、関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーション(アジャストメント)を含む徒手治療を特徴とし、特にサブラクセーション(神経系の働きを妨げ生理学的変化を起こす因子)に注目する。」

厚生労働省によるカイロプラクティックの定義:
「カイロプラクティックは身体の構造(特に脊椎)と機能に注目した専門医療です。カイロプラクティックの施術法は、施術者によって様々ですが、主に脊椎やその他の身体部位を調整(矯正)することにより、ゆがみの矯正、痛みの軽減、機能改善、身体の自然治癒力を高めることを目的としています。」

カイロプラクティック

整体とカイロプラクティックの違い

整体とカイロプラクティックの違い「整体」は大正時代にできた言葉で、名称の定義や教育システムが人によって異なります。「カイロプラクティック」とよく混同されますが、 似て非なる別ものです。整体とカイロプラクティックの大きな違いは、「整体」は統一した定義が定められておらず、人によって学んだ教育内容が異なります。それに対して「カイロプラクティック」は、WHOのガイドラインで専門大学教育において全日制で最低4年間4200時間以上の教育基準が示されています。当院のカイロプラクターのようにWHOガイドラインの基準を満たす教育を受けたカイロプラターは、解剖学・生理学・病理学・診断学・神経学など医学部と同等レベルの基礎医学を学んでいるため、あらゆる疾患を抱えた患者さんに対し、まずカイロプラクティックで治療できるものとできないものを判別し、適応の場合にはカイロ治療を、また適応できない禁忌症疾患(がん、血液の病気、精神病など)の場合には専門の医療機関に紹介します。腰痛には実にさまざまな原因が考えられます。原因を特定することができるのは、専門知識を身につけたWHO基準のカイロプラクターだからです。日本ではカイロプラクティックの看板を掲げる治療院が多くありますが、多くはWHO基準を満たしていない玉石混淆の状況です。できればWHO基準を満たしたカイロプラクターによる安心できる治療をお勧めします。

国内のカイロプラクティックの状況

国内においては1916年(大正5年)に川口三郎が紹介して以来、未だカイロプラクティックは国家資格になっておりません。そのため教育の有無にかかわらず、誰もが自由にカイロプラクティックを開業できる状況です。2010年(平成22年)の第174回国会の分科会では法制化を求める声も国会議員からあがりました。2013年(平成25年)、手技療法による健康被害の報告を受けて、独立行政法人国民生活センターが一般社団法人日本カイロプラクターズ協会に業界の自主規制を求め、安全性と広告に関するカイロプラクティックのガイドラインが発表されました。ガイドラインではWHOが提示する最低限の教育内容や、広告掲載に関する規制が記載されています。2017年(平成29年)にも同様の報告書が消費者庁から出されていますが、調査方法の問題が指摘されています。2014年(平成26年)からは日本カイロプラクティック登録機構(JCR)がWHO基準を満たしたカイロプラクターの登録名簿を厚生労働省医政局医事課に定期的に提出しています。

安心できるカイロプラクティック治療院選びとは?

病院や医院の場合、医師はどれも同じという考えなら近くの医院を、また専門性を考えるなら評判の良い専門医を選びます。カイロプラクティックの場合、日本カイロプラクティック登録機構(JCR)に登録されたカイロプラクターであることを確認してください。さらに高い倫理基準をもっている日本カイロプラクターズ協会(JAC)会員であれば安心して治療を受けていただけます。当院は日本カイロプラクターズ協会の認定オフィスとして登録されています。事前にオフィスの説明をホームページで確認し、電話で予約を取る際に自分に合うかを判断してください。安心と信頼が得られるなら数回通院して効果を確かめてください。
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会 公式サイト

カイロプラクティックの適応症/禁忌症

■適応症

頭痛、寝違え、頚部痛、むち打ち、めまい、眼精疲労、交通事故による首の痛み、あごの痛み
肩コリ、肩の痛み、肩甲骨の痛み・しびれ
手のしびれ・痛み、腕や肘の痛み
背中・腰 背部痛、腰痛、ぎっくり腰、坐骨神経痛、股関節の痛み、産前・産後の腰痛
足のしびれ・痛み、膝の痛み、足などの筋肉・関節の痛み、外反母趾による痛み
その他 疲労感、自律神経失調、内臓の機能低下(胃弱、便秘、下痢など)、精力減退、生理の不順や痛み、冷え性、姿勢改善、不眠、ストレスに対する抵抗力アップ、リラクゼーション効果、健康維持など

■禁忌症(不適応症)

刺激を避けなければならない病気、ガン、出血しやすい病気、高熱の病気、伝染病、骨折、脱臼など

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